2007年 初夏号      2007年6月発行

  

    


■OPEN GARDEN REPORT■                               
 

(ナチュラルガーデン)になってしまったナァ 
   Nishihara庭


 緑に包まれたNishihara庭は、毎回訪れるたびにどこかに新しい発見があって飽きさせません。それはベンチやオーナメントの配置だったり、植物の取り合わせ方だったり。

 ちょっとユーモアを含んだその演出が、Nishiharaさん流の人を楽しませるおもてなし術のような気がします。

 イギリスの庭を訪れたり、県内外に広がる交友関係から得たりする、Nishiharaさんならではのセンスが庭のそこかしこに散りばめられていて、つい何度も何度もお庭の中を行ったり来たりしてしまうのでした。 





MGな庭
    Yoshida庭


 “引き算の美”を体現したようなYoshida庭は、女性会員たちの憧れの庭でもあります。

 コーナーごとにテーマが決められていて、ストイックなまでにそれに合わせて統一されている植栽は、ついつい欲望にまかせて植物を集めてしまう人には、ドキっとさせられるのではないでしょうか。

 Yoshidaさんのこだわりは人目のつかない裏方にまで行き届いて、さすがです。

 そんな洗練されたお庭ですが、声高に主張することなく、さり気なくやさしい雰囲気を醸し出しているのは、Yoshidaさんのお人柄のなせるわざなのでしょう。






Challenge to simplicity
     Matsuyama庭


 細部へのこだわりを見せる男の庭といえば、もう一つ欠かせないのが、Matsuyama庭。

 わずかな期間でまったく別の庭ができたのかと思うほど、大胆なリフォームを決行した伝説の持ち主である一方で、小物使いや植栽に見る繊細さは細やかそのもの。

 ハンギングバスケット・マスターの資格を持つことでもその器用な腕(指?)の持ち主であることは言うまでもありません。

 さてさて、次に訪れる時にはどんなふうに変身しているでしょうか、とても楽しみです。