2008年 春号

  
  ◆目次

    ※ イエローブック総会&講演会
        “Ladies with Hat”で会いましょう

    ※ OPEN GARDEN REPORT

    ※ 事務局よりお知らせ
    ※ 編集後記
    
    

OPEN GARDEN REPORT
   秘密の水仙の園へ


 水島工業地帯を見渡せる山の麓。
 少し離れた場所に車を置いて、てくてくと細い山道をしばらく歩きます。
 むせかえるような土の匂い、ウグイスが暇なくさえずり、辺りにはホトケノザが一面にカーペットを敷き詰めたように広がっています。
 その中にタンポポ、スミレが顔を出し、ノバラが勢いよくつるを伸ばしています。ハナニラやムスカリまでもが自然に返って自生しています。

 子どもの頃、こんな風景の中で遊んだっけ。そんな時が止まったかのような静かな山里に、ナルシス三宅さんの丹精された水仙の園があります。
 この水仙園のオープンに先立って、山陽新聞社さんが取材に訪れると知り、一足お先にイエローブック編集員が「逆取材」に行って参りました!
見渡す限りスイセン・スイセン・スイセン! 山陽新聞の記者さんに答えるナルシスさん
ナルシスさんのスイセン談義には終わりがありません。スイセンのことなら「立て板に水」のごとく次々と話題が続き,それがとても面白く興味深いのでついつい引き込まれてしまいます。ナルシスさんは「日本水仙協会」の会員さんでもあり,今の季節には全国各地にいる会員が集まり,夜通しでスイセン談義に花が咲くのだとか!こちらのスイセン園には555品種・約5000株ものスイセンがあり,国内の種はもとより,海外からも個人輸入するなどしてコレクションが充実しています。暑さの厳しい西日本でのスイセン栽培は難しいとされていますが,土壌改良や水はけの具合など,マニアックなまでに研究されています。
会員の皆さん,『スイセンのことならナルシスさんに聞け!』ですヨ!
これがナルシスさん考案,軽石のレイズドベッド