2010年 最終号

 
 ◆目次

 ※総会のご報告〜Farewell Party〜
 ※Ka*rin*Kaご愛読ありがとうございました!
 ※オフィシャル・ガイドブックファイナル版発刊!
 ※編集後記(イエローブック岡山が目指したオープンガーデン)

 

イエローブック岡山 サヨナラ総会 〜Farewell Party〜


 とうとうこの日が来てしまいました。去る2010年4月25日(日)、雲ひとつない真っ青な空の下、YBの想い出がたくさん詰まった熊山英国庭園にて、爽やかな笑顔のサヨナラ総会が開かれました。
上・下/春の芽吹きで満ち溢れていたこの日の熊山英国庭園。私たちの新たな第一歩を祝福してくれているかのよう。右/総会の最後に恒例の記念撮影。みんな最高の笑顔で会を締めくくりました。
 今回は最後ということもあってか、なかなかお会いすることのなかった会員さんの姿や、ご夫婦で参加…という新鮮な顔ぶれもありました。

 総会では、いつものように会計報告や活動報告があり、会員による承認がなされました。そして、E.Nishihara会長からの最後の挨拶。

 イエローブック岡山は決してこれが最後ではないこと、会員各自がそれぞれ自立し、新たなオープンガーデンの活動を広げ、庭を通じた相互理解を深めて欲しいとのメッセージが送られました。その後には、待望のガイドブック・ファイナル版のお披露目!各テーブルでは、夢中になってページをめくる姿が。これを片手に、今年もいろいろな場所でOGが開かれることでしょう。すでにOGを計画している会員さんが一人ずつマイクを握り、これまでの想い出を振り返りながら、今後の自身の活動を紹介してくださいました。会場には涙はなく、清々しい達成感に満たされた、素敵な笑顔がたくさん広がっていました。YB岡山は永遠に不滅です!
長年縁の下の力持ちを担った役員の紹介
                /
挨拶をするEtsuko会長
どのテーブルも
笑顔!笑顔!!






Ka*rin*Ka ご愛読ありがとうございました!
 
2004年から創刊されたYBの会報。



2004年から創刊されたYBの会報。
 Nakatsuka編集長の『花輪花』からTanabe編集長『Ka*rin*Ka』へとバトンを渡しながら7年間、34号もの黄色いラブレター(!)を発行しました。
 取材の際には、多くのご支援をいただきありがとうございました。それにしてもよぅやったなぁ〜!







オフィシャル・ガイドブック ファイナル版発刊!


  GARDENS OF OKAYAMA AND OTHERS
OFFICIAL GUIDEBOOK 2010 FINAL EDITION
オフィシャル・ガイドブックファイナル版発刊!


 皆さんお待ちかねのガイドブック、ファイナル版が
発行されました。これまでの集大成として、会員各自が
思い思いの庭の1ショットを、コメントと共に収めて
います。各ページは、切手を貼ったポストカードのように
仕立てられています。これは、「このガイドブックを開けば
そこにはいつでもOGの招待状があるんだよ!」という
メッセージが込められています。そう、すべてのページが
会員からの、ポストカード仕立の招待状なのです!

 さぁ、このガイドブックを片手に、どこかのお庭で
 またお会いしましょう!!




編集後記
 イエローブック岡山が目指したオープンガーデン




 オープンガーデンという言葉が市民権を得、全国各地でさまざまなスタイルでオープンガーデンが開かれるようになりました。もはやオープンガーデンは珍しいものではなくなりました。
 イエローブック岡山は、日本のオープンガーデンの先駆者として、走り続けてきました。この10年間で、庭にも、会員にも、多くの成長があったことは言うまでもありません。

 オープンガーデン創成期には、認知度の低さから、心ない訪問者の行為に悩まされることもありました。
 「ルールブック(マナー集)を作ってはどうか?」という意見が出た事もあります。
 その時に「YB岡山にはそんなものは要らないよ」と言ったのはYBのお庭番モグラさんでした。
 「イヤだなと思うことをされたら、言葉を選びながら、誠実に、率直に、言ってみればいい。そうすれば、植物好きな人ならきっとわかってくれる。許し許され、そんなやりとりの中から人の輪は広がるんだよ。それが、日本で広がるべきオープンガーデンなんだ。」イギリスのオープンガーデンがチャリティを中心に据えているのと違い、イエローブック岡山の活動が庭を通じた人と人との交流に重きを置いているのは、そんな考えが背景にあるのです。

 初めてオープンガーデンをしたとき、自信がなくてドキドキしている私に、「OGが成功するかどうかのカギは、庭の良し悪しじゃなくて、最後は庭主さんなのよ」と教えてくれた人がありました。
 どんなにオシャレで洗練された庭でも、どんなにレアな植物がある庭でも、愛想がなかったり、ゲストを分け隔てするような庭主では、せっかくの庭の魅力は半減するのよ、と。

 イエローブック岡山は、ただ庭や植物を披露しあい、ガーデニングのスキルアップを目指しただけではないのです。そこには、目には見えない、けれども確かなぬくもりと清々しさがありました。思いやりの中にも自立した社会が存在したのです。日本のオープンガーデンが過渡期を迎えようとしている現在、イエローブック岡山の新たな第一歩はどのように進むのか。それは皆さんの手にゆだねられているのです。
                    Ka*rin*Ka 編集長 R.Tanabe
 
 イエローブック岡山の会報Ka*rin*Kaは、今回を以って最終号となりました。長年のご愛読、ありがとうございました。