Open Garden

「東部巡礼レポート」“感想文特集”
  
第5話 「オープンガーデン感想文
           NishizakiさんYonetoさんNishiharaさん          


オープンガーデンを終えて:(Nishizakiさん)

 一年で一番庭が輝く5月、大勢のかたに庭を見て頂きいつもながらの感動と少しの疲れにおそわれながら余韻にひたっています。
 ありがとうございました。4回目となれば代わり映えもしないのに・・・・。
 そして今年はステキなお庭があちこちとオープンして本当に楽しい庭めぐりも堪能できました。皆様頑張っておられて刺激になりました。



 さて今年は、私もなんだか人様から取材されることがあり、“自分のガーデニングに対する思い”とか“コンセプトはなんですか?”とか、いろいろ聞かれて困ってしまいました。そのたび言葉が違っていたようで、申し訳ないことしました。ごめんなさい。
 そして、なんで私自身のよい言葉がでてこないのかしら・・・と考えてしまいました。すこし落ち込みながら。
そう ガーデニングも哲学的に(?)自分自身を見つめなおす機会まで与えてくれましたよ。これからはもっと自信をもって“これが私の庭よ!”と皆さんにお話できるように頭の中を整理したいと思いました。
 ただなんとなく植えました。では話になりませんものね。



 ちなみに我が家の庭の名前は、堂々と“ウイリアム・ロブガーデン”です。この庭のシンボルにしている大好きなバラから付けましたよ。と言いましょう!

 和風の庭なのに、バラがシンボルだなんて・・・・などと思われるかしら?こんな古風な門まで残っていて、なにがローズガーデンよ!とか・・私って、以外と気が小さいかも。でもなんといっても私はバラに魅せられてここまできたのです。

 しかし、年がら年中“あの花この花といろいろコレクションしてしまうこの病気”どこが、ウイルスの発生源なのかしら。えーっ私じゃないよ。
でもガーデニング仲間が沢山出来たのが、とてもうれしいですよね。

 これからもあれやこれや楽しくやっていきましょうね!
ひとつの花の話で一時間はもってしまうそんなあなたが大好きです。

                       ウイリアム・ロブガーデン
                           ガーデナー  ロブ


追伸

 オープンを誘ってくださった姫様に感謝。ガーデニングにめざめたのも姫様のおかげ。 

 書きつくせないけど、みなさんこれからもよろしく。
 “にの段”の方々、花フレンズ、津山の方・・・お世話になります。今後とも。



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唯今極楽 生命万歳 :(Yonetoさん)

 『ねえ、チョット聞いていいかしら、CDって何?』、「エエ・・・・?」と爆笑!
そうなんです、73歳の私は蓄音機をまだ持っている程アンチックな笑福さんです。こんな私を仲間に入れて下さったモグラさんありがとう。悦子姫さんの御声がかりでオープンガーデンしてしまいました。

 丁度向かいの息子の家リフォーム中でしたので、私の庭もリフォームと取り壊した廃材でチェンソー&金槌と格闘の一ヶ月でした。左官仕事で腰痛、釘打ちで指打ち。果てはブロック塀塗りで50(70)肩?材木を足の上に落としてビッコに。
 満身創痍でやっと自分の年を知りました。でも目標に向かって花屋さんに通勤?しました。楽しくて、面白くて、嬉しくて、苦労して、やっと知った年を忘れっぱなしの上に、唯今極楽。生命万歳と自分を拝めましたよ。
喜べば喜び事が集まるとか、駐車場も近くに用意できました。

 雨100%の予報が爽やかな晴天に恵まれ、ボランティアの友人10名程全員刺子の服を着て笑顔一杯で大活躍して下さいました。
 100〜130人位はお居出で下さったでしょうか。
家の中は父の描いた絵を自分で表装した掛け軸10本。
病床で書き綴った漢文の本3冊。
角がすり切れた厚さ13cmの辞典等、父の部屋を再現して並べました。鑑定団に参加したことのある五点の骨董品も箱から出しました。
 娘のタペストリー草木型染めは、光子の部屋に。洋間には私の油絵、革染作品、布染もの、刺し子、ちりめん細工と飾りました。
 父と娘と私の三人展とは名ばかりでしたが、娘の友人がディスプレイして下さり、日頃と変わった急ごしらえの笑福ギャラリーとなりました。

 幸いを呼ぶ花を手書きにした手袋と、幸になるおまじないの短冊がチャリティコーナーに並び、東南アジア難民協力資金に参加出来ました。この場を借りてすみません。御協力頂きまして本当にありがとうございます。

 更に御逢い出来た皆さまに拍手合掌 ありがとうございました。

笑福さんから、とっても味のあるレポートを戴きました。
クリックすれば大きくなります。2杯目はこちらもどうぞ!!
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花フレンズさんの?に答えて:(Nishiharaさん)

 今年もまた“オープンガーデン”が私に沢山の笑顔と持ちきれないほどの喜びを運んでくれました。毎回、手伝ってくださる方達のご厚意に甘えるだけ甘えて、私の庭の華やかな季節が終わろうとしています。訪ねて下さった方々に、この場を借りて心よりお礼申し上げます。
 そして、あの日まるで魔法にでもかかったみたいに咲いてくれたオールドローズたちにも感謝しなくては!!

 今、庭は緑一色。アジサイが雨に打たれています。
雨の日は庭を見ながらもの思いにふけるのもいいですね。



 そう・・・あれはどれくらい前になるでしょうか?
 今、静かに、私は「ここから始まった!!」とも言える庭があることを思い出しています。そのお庭は倉敷に近い、とある住宅街の一角にありました。「エ・ル・ラーゴ」と名付けられたその場所は、およそ、お店らしくない、どこか友人の家を訪れるような暖かさに満ちていました。門をくぐると「恋人たちの小径」とかかれた木片がかけられていて、心ひかれたのを覚えています。
 赤毛のアンを思わせるその小径をたどると、どこからともなくハーブの香りが漂い、優しい花たちが風にそよいでいました。アンティークなテーブルには小さなビンに庭の花が飾られ、窓からの風景にも、“ウェディング”という名の紅茶にも、いたく感激したのを昨日のように思い出します。(残念ながら今は閉店され、年に何度かオープンガーデンされます。)

 それからというもの私の思考は“庭に小径をつくろう!”、“いや、つくらねば!!”と小径一色になり、古耐火レンガを飛び石のように埋め込んで、小径をつくることになったのでした。(数が足りなくて飛び石になりました。)その回りに揺れるハーブたちを植えたのは言うまでもありません。
 思い返せば、これが私の原点。



 そして、その後出会った津島のエンジェルさんのお庭をキッカケに、ガーデニングの底なし沼に落ち込んでいくことになるのです。
エンジェルさんの庭は、すでにその当時、写真でしか見たことのないような、それはそれは溢れるばかりの花に囲まれた、ロマンチックなお庭でした。
 昔、絵本で見た風景にも似て、懐かしいような、切ないような感情にとらわれました。エンジェルさんは快く、また旧知の間柄のように応対して下さり、お庭で摘んだハーブティを入れて下さいました。
その優雅さにも、とても心を奪われました。このように庭だけでなくオーナーの優しさは夢を育む力があります。私にとって、完成度の高いプライベートなお庭を訪れることができたのは幸運でした。

 その後、くる日も来る日も頭の中は庭のことではち切れんばかり。「BISES(ビズ)」という本も、私の花狂いに拍車をかけていきました。そんな時、共に夢を語り合い、競うようにハーブだ!オールドローズだ!!と、追い求めた頃、ウィリアムロブさんをはじめ友人の存在は大きく、また庭を作っていなければ、若き男性ガーデナーYさんともMさんにも出会うことはなかったのです。
 一足早くオープンしていた瀬戸のIさん佐山団地のNさんと、数え切れない素敵な先駆者に恵まれました。
 「やるからには、思う存分やりなさい」と支えてくれた、夫の存在も忘れてはならないですね。
 そして、初めての“Three Gardens are OPEN”をすることになるのです。



 あれから・・・年。今年もまたオープンされたあちこちの庭で、私が胸をときめかしたように「新たなドラマ」が生まれたことでしょう。プライベートなお庭には、“不思議な魔力”があると思うのですが、如何でしょうか?キット、オーナーの思いが、私たちの心を打つのでしょうね。

 ことし生まれた“小さなドラマ”。その波が、これから先も多くの人々を巻き込んで、もっともっと続いてくれますよう祈っています。



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花フレンズの皆さん素敵なレポートをありがとう。
とても思い出深いオープンガーデンになりました。↑(^^_)ルン♪

(モグラ)

花フレンズが贈る「東部巡礼レポート」(その1)  (その2) (その3) (その4) (その5)