吉永町ガーデニングコンテスト・プロジェクトY's

　相撲の土俵も“風水ガーデン”と同じ理論で作られている。吊り屋根の四隅を飾る四色の房“四房（しぶさ）” の色が四季と天の四神獣（しじんじゅう）を表わし、五穀豊穰（ごこくほうじょう）を祈念(きねん）している。

　先週完成した“白虎ベンチ”の反対側に、廃園芸用具を背もたれに使用した“園芸ベンチ”が作られた。

　そう、この２つのベンチは、対戦者が座る場所だ。

毎年のように“異常気象”が続き、今年の岡山は例年にない少雨。岡山県を流れる３本の一級河川も水不足が心配されている。　そんな週末、待ち望んだ“恵みの雨”が、当地にお湿りをほどこしてくれ、大地や草木もやっと一息ついた。　いよいよ、この一大プロジェクトもフィナーレに近づいたようだ。　今日も沢山の作業が予定されている。花壇の土留め仕上げ、修岳園流丸太止め、黒竹による棚田花壇の土留め。さらに、モザイク用のレンガ枠作りは、扇型とおムスビ型の二種を作り、来週のフィナーレに向かってモザイクの完成が待たれる。
	わが“風水ガーデン”は、五行思想の流れを継承し、豊かな自然に恵まれた“吉永町八塔寺”の繁栄を願う庭である。　“五行思想”とは世界を形造る五元素を中心とする思想で、「木・火・土・金・水」を元素とするものだ。　東の青は“龍神”で海を意味し、雨を呼び、森林を創る。竹垣にからみつくヘビが大きく成長し、青龍になるのだ。
西の白は、万年雪をかぶるアルプス。山には鉱物資源が多くあり、豊かな資源が溢れる。　先週設置した“白虎”に、“たてがみ”が出来、凛々しい顔に舌をつきだしながら、その西方を守る。　北の黒い大地は、炭田を意味し良水の宝庫だ。玄武神が正面“北”を守る。　向こう正面の“南”を守るのは朱雀神。朱雀の赤は火の鳥で太陽の象徴でもある。
	そして中央に位置するのが“金龍”で、皇帝を意味する。皇帝が社稷(しゃしょく)を祭る場所が、社稷壇（しゃしょくだん）で、“風水ガーデン”の中心である。　ちなみに、社とは土地の神、稷とは五穀の神のことらしい。　プロジェクトＹ’ｓは、大地の恵みに感謝し、豊かな作物に感謝するため、５つのモザイクを各所に配置した。中央の“マリアアザミ”は、ＹＢ岡山のシンボル、ＹＢ岡山と吉永町を結ぶシンボルでもある。　←二人の女性によって、チェス盤モザイクの化粧直しが行われた。
相撲の土俵も“風水ガーデン”と同じ理論で作られている。吊り屋根の四隅を飾る四色の房“四房（しぶさ）” の色が四季と天の四神獣（しじんじゅう）を表わし、五穀豊穰（ごこくほうじょう）を祈念(きねん）している。　先週完成した“白虎ベンチ”の反対側に、廃園芸用具を背もたれに使用した“園芸ベンチ”が作られた。　そう、この２つのベンチは、対戦者が座る場所だ。
	今日で、ほとんどのハード作業は終了。いつものタープで、遅い昼食をとった。　昼食は、“レトルトカレー”と、松山さん手作りの“煮豚”。　うまかった。
いよいよ、来週の“苗植え付け”に向けた準備はほぼ完了。　植付け完了後、キョロちゃん・虫・カエルなどの生き物の仮り置きを予定している。　向こう正面の柵に置かれたポットに、ススキが植栽され、八塔寺の秋風が優しく穂を揺らした。
今日は、“プロジェクトＹ’ｓ”を含め、５ヶ所の庭で作業を行っていた。今日で、植付けを完了した庭も２つあり、ガーデニングコンテストにかける熱意は“ピーク”に達している。　さあ、来週(10/６)は、フィナーレの植え付けと、大・焼き肉パーティが。・・・キット、楽しくなりそうだ！！