アイコン TANABEさんの、「ガーデナーへの道」

    特別リポート「アートソイルの鉢を作る」


 アートソイルという、ちまたでいま注目の、不思議な土をつかった植木鉢作りに挑戦してみました。アートソイルとは、ある特殊な液体をまぜると、土が固まるという性質を利用して、様々な形の鉢を作り、そこへ寄せ植えをするというものです。

 このアートソイルで作った植木鉢、仕上がりはとても素朴で、ざらっとした質感が実によいのです。どんな植物にも合いそう。では実際、どんな様子で作っていったかを少し写真を交えてご紹介しますね。

1. 先生が用意してくださった土(3色ある中から選びます)と、アートソイルの液体を、ビニール袋の中に入れて、粘土状になるまで混ぜる。

2. 粘土状になったら土を、作りたい鉢の大きさをかたどった器にペタペタと貼り付ける。

〜この型を取るための器というのは、身近なものを使います。え?こんなものまでー?と言いたくなるようなものも使えました。例えば、今回はカップラーメンの空いた器や、発泡スチロール製のカレー用のお皿を使いました。〜
                          (写真1)→
3. 形を整えたら、このまま1週間くらい乾かす。一たん作業はここで休憩。

4. (別の日)乾いたら、型からはずす。ここまでは、まだこんなんでホントにいい鉢ができてるのかな?とちょっと不安。

5. はずした鉢をたわしで水洗いする。すると、ざらっとした質感に変わっていく。
                          (写真2)→
6. ここからがお楽しみ、寄せ植えタイム!好きな植物を用意します。私が選んだのは、キリンソウ、チドリソウ、イソトマ、ワレモコウなど。今流行りの、ミニ盆栽風をイメージしました。
                          (写真3)→
〜植物のほかにも、アクセントにその辺に落ちている小石や砂利を置いてみたり、庭石についている苔を取ってきて貼りつけたり、それっぽくなるように色々アドバイスをしていただきました。〜

7. じゃじゃ〜ん!できあがり〜。結構いい感じ?!
                          (写真4)→


 というわけで、実に簡単に楽しく出来上がりました。このアートソイルは、化学的な材料を使っていないので、必要なくなったら土に返すこともできるという、エコロジカルな利点もあるそうです。今回は小品を作りましたが、蘭のための鉢や、オブジェなど、大きな作品も作れます。いろいろ創作意欲を刺激されそうですね!

 アートソイル教室は、日本アートソイル協会(JAA)主催で各地で行われているようなので、お近くで開催されていたらチェックしてみて下さいね。では田辺リポートを終わりまーす。

TANABEさん、特別リポートをありがとう。モグラは嬉しくて(;´_`;)
ところで、アートソイルは倉敷市のSL科学研究所が作っているんですって。
社長は、公木(こうき)さんという素敵な女性。・・・(モグラ)

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