英国縦断庭めぐりツアー(スコットランド〜湖水地方〜コッツウォルズ) Vol.8(後編)
『ウーラートン オールド ホール』 (Wollerton Old Hall) 前編へ
感動のウーラートン・オールドホール・・・後編をお楽しみ下さい。
↓ 「Map」(クリックすると大きくなります) 後編も、地図を見ながら、ご一緒にどうぞ。 |
18.House Coutyard & Tea Room Nさんのレポートにこんなコメントがありました。「テレビで拝見していたウーラトンオールドホールのオーナー夫人と写真に収まり大感激でした。デリュフニュウムの青が目にまぶしい・・・・青い椅子のおかれた夏の庭が・・・・と、うろうろしたり、ガーデナーの花の手入れを見たり満喫でした。 庭の散策後に頂いたサンドイッチが美味しかった。やはり家庭の味かな。売っているのと大違い.まして夫人みずからのサービスなんて今でも夢みたいですね。」 胸もいっぱい、お腹も一杯になったところで、後半へと参りましょう。 |
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19.The Orchard Garden ウーラートン・オールドホールが、日本に初めて紹介されたのは、おそらく1999年のこと、「吉谷桂子さんの花と暮らすセンス・ブック(学習研究社発行) 」に紹介されました。「築15年とは思えないほど成熟した庭で、イングリッシュガーデンのあるべき姿を、すべてに踏襲している」と書かれています。 この時はまだ「10種類のガーデンルーム」だった庭も、今は19になりました。この果樹園が最も新しい庭と言うことになりますが、キャプションはIさんのレポートで。・・・(おいおい、手抜きするなよ。・・・マアマア(^_^メ) |
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17.Shade Garden この“シェード・ガーデン”は、1992年に出来た庭で、シラカバ林の下の乾いたエリアにあります。 晩冬から早春には、スノードロップやサクラソウ(primroses)、クリスマスローズ、チューリップが春の訪れを告げ、明るい宝石のタペストリーになります。初夏は、日陰を好むシダ、エンレイソウ、ギボウシなどとともにヒマラヤの青いケシも見られます。 |
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2.Old Garden ここはエリザベス朝のノットガーデンがあったところで“オールド・ガーデン”と呼ばれています。ところが1957年頃から、この“ツゲ”達が病気にやられ、庭の入口にあったカエデ科(Acer)とともに、2000年に作り変えられました。 足元に、ヨーク石(York Stone)が積まれ、ポルトガル月桂樹(Portuguese Laurel)を丸く刈り込んだスタンダード仕立てになっています。 |
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4.Rill Garden 小川のように水が流れ、優しい音が聞こえてきます。 写真の部分は、一段高くなっており、バラの間を通り抜けた水が、手前の低い小川に流れ込みます。 オールド・ガーデンと同じ“ヨーク石”で作られた小川は、まるで広い運河のように拡がります。爽やかな水音を聞きながら、満足がいくまでここにいたい雰囲気でした。 |
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13.Font Garden 前編で訪れた、16.デージーボーダーの隣に、この“フォント・ガーデン”があります。 そこには、古い水盤が涼しげに置かれ、小さな正方形の庭には、フリティラリアやムーンデージーが咲いています。左右対称に植えられた整形式ガーデンは、決まり事を守るイギリスの庭らしく、端正な雰囲気を醸し出します。 庭の奥の一部に、たっぷりとしたボリュームの“ロサ フランシス E レスター”が見事に咲いていました。 |
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16.Main Herbaceous Border 「ここは、私の子供のような庭なの!」と話す、ジェンキンスさん。ここは、彼女にはじめてガーデニングを教えてくれたお母さんの庭でもあります。この“メインボーダー”は、整形式が多いウーラートンには珍しくワイルドで自由な植栽が見られます。 ハッとする深紅の“スターファイヤー”を花の陰に植えたり、黄色のリシマキアの手前に違う色の花を植え、絵の具のように色を薄める手法が使われています。 |
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12.Well Garden 月をイメージして作られ、基本色は“白”と“黄色”の“ウェル・ガーデン”。 古い水鉢が全体を引き締め、循環式の水音が涼しげです。こちらが、涼しい庭なら、お隣の庭は・・・ |
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15.Lanhydrock そう、通称“ホットガーデン”と呼ばれる“ランハイドロック”は、夏の庭なのです。 “ビショップ オブ ランダフ”という赤いダリア、黄色のヘリクリスム“ダーゴン ヒル モナーク”など、色彩の基本は“赤と黄色”・・夏の太陽を思わせる庭です。 |
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11.The Long Walk 19の庭を見てきましたが、どの部屋も完璧なカラースキームがなされ、厳密な構成によって、それぞれ個性溢れる庭でした。 この長くて細長い庭“ロング・ウォーク”は、フォーマルの終りを表すのでしょうか? 鉄製アーチや、レンガの壁には、バラやクレマチスが見事な花を着けています。 |
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「ウーラートン・オールドホール」圧巻でした。沢山の庭園に分かれ、各々を分ける色彩豊かなアーチ。 そうですね。この庭園の色彩の取り合わせの妙、色の芸術というものでしょうね。(Oさん) 今回の旅で、一番楽しみにしていた庭は、ウーラートンオールドホールの19のルームガーデンでした。吉谷 桂子さんがウーラートンオールドホールを訪ねているのをテレビで見て、「なんてすてきな庭なんだろう」と思っていました。その庭が自分の目で見ることができ、そしてあこがれの庭を見ながら食事ができ、とっても幸せな時間でした。 私の席からはりんご園が見えていました。食事が終わって、りんご園を見に外に出ると、りんご園の横にはバラのコーナーがあり、又感動しました。(Iさん) |
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赤いトロパエオリム(Tropaeolum) 暑い日本ではなかなか育たないと言われる幻の花“赤いトロパ”。スコットランドでもあちこちで見ましたが、イチイに絡むウーラートンのトロパは見事でした。 種まきおばさんの「イギリス旅行」、「花特集」にも、お出掛け下さい! |