英国名園&プライベート・ガーデン巡り2008(9日間の旅) Vol.3
『ソープ ロッジ(Tommy & Juliet JowittさんのB&B) 』 (Thorpelodge) NGS
イギリス滞在 2日目 スケジュール |
6月23日(月曜日) ハロゲートのホテル「パラマウント・マジェスタ(Paramount Majestic)」で朝食後 モーニングコール(MC) 7;00、荷物の集荷時刻(BD)8;00、朝食(BF)7;00〜 出発(DP) 9;00 かつて温泉町として栄えた北ヨークシャーの町「ハロゲート」を散策 ジョージ王朝風のB&B、12エーカーの美しい庭「ソープ ロッジ(thorpelodge)」を訪問 湖水地方に 移動後 グラスミアを経由して、ライダル村へ 当初予定になかった、ワーズワースが晩年に住んだ家「ライダルマウント」を観光。 マクドナルド・リーミング・ハウス(Macdonald Leeming House) 【ペンリス】で2泊 とまぁ、スケジュールに書くとなんてことは無いのですが、この道中の賑やかなこと♪・・・この詳細は後ほど。 |
↓ 「Map」(クリックすると大きくなります) |
ホテル出発は、少々遅めでした。 ハロゲートの中心街で、しっかり買い物を楽しんだ皆さんを乗せて、最初の目的地「リポン」へと向かいます。 リポンは、ハロゲートの隣町。ホテルから20km足らずの距離です。北ヨークシャーの美しい田園地帯を走り抜け、11時前には「ソープロッジ」に到着しました。 大型バスは家の近くまで入れませんので、石造りの壁に掛けてある「THOPE LODGE」のゲートから入り、森の中を歩きます。 ←ゲートを入ると小さな池があり、ピンク・フラミンゴが出迎えてくれました。 |
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広大な森の中に続く、一本道。その右側には「@イチイの並木(↑「Map」クリックして下さい。)」が、そして左手には落葉樹が生い茂る盛が拡がり、しばらく歩いてB&Bに到着です。 玄関前に、オーナーのトミーさん(Tommy & Juliet Jowittさん)が出迎えてくれ、庭の説明がありました。 「昨日の強風で、大きな木がダメージを受けています。まだ、十分に整理が出来ていないので、気をつけてご覧下さい。」とのこと。 そういえば、道中も枝が垂れ下がったり、道路に散乱していました。ハロゲートはそれほどではなかったのですが、田園地帯のリポンは、強風に見舞われたようでした。 |
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「どうぞ、自由にごらん下さい」と案内され、最初に「Aホーンビーム・ウォーク(Hornbeam Walk)」に向かいました。ホーンビームは、カバノキ科クマシデ属の落葉樹でセイヨウシデと呼ばれています。高さ15〜20mほどの立派な並木道ですが、この木はその昔、荷馬車の車輪や木槌、まな板など幅広い用途で使用されていました。丁度、緑がかった茶色の花が咲き、房状に垂れ下がっていました。聞くところによると、この花は「仕事への持続力を回復させる手助けになる」としてセラピーに使われるそうです。(この花のメッセージは、「バイタリティ、生き生きした心。精神的に疲労感がある…という方に!」だそうです。あなたも如何??) | |
Jowittさんとともに、もう一組のホストが、私たちを出迎えてくれました。昔ながらのプードルカットをした二匹のワンちゃんが、いつも私たちに寄り添い、我先にと庭を案内してくれます。 →こちらはメスのプードルですが、やんちゃで人なつっこく、オスの方はシャイで恥ずかしがり屋。(わが家と一緒ですね。) Jowittさんから渡された資料によると、B&Bの白い建物はおそらく1780年頃に建設されたと言われジョージ王朝様式です。その後1860年頃まで、増築とリニュアルが行われていますが、庭も建物と同じように変化してきたに違いありません。Jowittさんがここに入居したのは、1982年ですが、それまで40年以上も放置されていたため、最初の1年間は後片付けに追われました。 先ほどのホーンビームは、1994年に植えたそうです。僅か、14年であんなに巨木に育つんですね。 |
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↑ワンちゃんの後には、ちょうど見頃の「Cローズガーデン」が拡がり、キャナルとスイミングプールもあります。 ←そして「Fチェリー・ウォーク」には、淡い色の植物が植えられイエローボーダーや、Dブルー&ホワイトベッドと、見事なまでのカラースキームで庭を彩っています。 ↓中庭の「カントリーヤード・ガーデン」は、ソープロッジの目玉です。六角形の噴水を囲んでポットが置かれ、ヤシやマーガレットなど、カラフルな一年草を中心に植栽しています。 庭は12エーカーもあり、後方には羊が放牧されていました。地図に「HAHA」と書かれていますが、羊が庭に入ってこないための掘りなのです。 ちなみにB&Bは「イエロールーム」「グリーンルーム」などで、ツインはイングリッシュブレックファーストを含めて£80、シングルは£55と格安です。夕食も£25でアレンジしてくれるそうですから、長期滞在が出来そうですね。 この庭は、NGSの「Featured in "English Garden"2004 」を受賞しています。 |
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「ロサムンディ」 |