英国名園&プライベート・ガーデン巡り2008(9日間の旅)  Vol.7

    
ブルック コテージ』
 (Brook Cottage Garden) 


5日目 
 6月26日(木曜日)

 スリーウェイハウス(Three Ways House)で朝食後、バンベリー村へ出発
  モーニングコール(MC) 7;00、朝食(BF)7;30〜 出発(DP) 9;30  朝早くからお目覚め、チッピンカムデン散策
 ホッジス夫妻が丹誠込めた4エーカーの庭「NGS:ブルック コテージ」訪問 [Teas]
 チャールズ皇太子の別荘とハイグローブがある「テトベリー(Tetbury)でフリータイム
 バラとクレマチスの庭「アビー ハウス」訪問
 昨日と同じホテル、スリーウェイハウス(Three Ways House) 【チッピン・カムデン泊】

 
↓ 「Map」(クリックすると大きくなります)

 皆さんは“チッピン・カムデン”がお気に入り。
 今朝はゆっくりめの出発なので、ホテルの庭でくつろいだり、町並みを散策されたり、思い思いに楽しんでいました。通りを歩いていたら、庭主さんから「今、大輪にバラが咲いてるのよ。中に入っていらっしゃい。」と、案内してくれたとか・・・心優しき住人が大勢お住まいのようです。(モグラ達は、昨晩、パブへ出かけました。丁度、サッカーの試合が終わったらしく、お帰りになる初老のおばさま(早い話が足取りがおぼつかないおばあちゃん)を、紳士がエスコートしていました。皆さん、レディス&ジェントルマンですわ。)
 「さぁ、出発ですよ!」とバスに乗り込んで、最初の目的地「バンベリー(Banbury)村」へと向かいます。村とは言っても人口4万人の新旧調和がとれた街なのです。13世紀には重要なウール取引の中心として富をもたらし、18世紀からはオックスフォード運河により、ミッドランド地方に新たな産業を興した町です。
 バンベリーを足場にウィンチクーム、シェークスピアの地ストラットフォードアポンエーボン、ストウオンザウォルド、サイレンセスター、チッピングノートン、チッピングカムデンなどに足を伸ばせる、便利な拠点として栄えています。
 バンベリーの中心街から6マイルほど北西「アルカートン(Alkerton)」という、小さな村に「ブルックコテッジ」がありました。

 パンフレットには「ホッジス夫妻が丹誠込めた4エーカーの庭(NGS)」と書いていましたが、到着するとMrs. David Hodgesさんが出迎えてくれました。
 そして程なく愛猫が、いそいそと私たちに近づき、みんなの間を「クンクン?スリスリ!」と、「まぁ、遠くから、良う来たねぇ!」と、何とも愛想が良いのです。(ホッジス夫人は、おみ足が不自由で、庭の案内はチョット厳しそうでした。その代わりと言ってもいいほど、猫ちゃんがあちこちに先導してくれ、助かりました。)
 詩人、アレキサンダー・ポープは「よい庭づくりをするなら、その土地の守り神に相談せよ!」と、庭づくりの信条を述べたとか。・・・
 ホッジス夫妻はこの教えに従って、自然の姿を損なうことなく庭づくりをしました。

 私たちは、お二人が作ったという「手書きの道しるべ」に導かれて、広い庭を散策していきます。
 爽やかなテラスガーデンを抜けると、ウォーターガーデンやシュラブガーデンへ。そして見事なローズガーデンへと続きます。
 4エーカーの庭は谷の西に面している坂の上に作られています。この庭は1964年から建築家のご主人とプランツウーマンの奥様によって作られました。(ん?プランツ・ウーマン?・・ホッジスさん、モグラの近くにも、ご同輩が、一杯おりますぜ。(~_~メ)
 テニスコートの横を通り抜け、案内板に沿って坂道を上がると、そこに「ハンギング・ガーデン」と呼ばれる庭があり、200種類ものバラが育てられています。
 しかもこの樹の大きさと、花の素晴らしさは日本では考えられない程、見事。\(^_^)/
 地元イギリスでもこの庭は有名で、「バラ会」の方が、何度も視察に訪れるそうです。
 頂いたパンフレットには、カントリーサイドに植えられた、ナンキンナナカマド(Sorbus)、リンゴ(Malus)、サンザシ(Crataegus)、 樺の木(Birch)、ユーカリ(eucalyptus)が、バラと共に植えられていると書いてあります。

 また1月から4月までは、スノードロップに始まり、水仙、クロッカスが咲き、5月には日本からやって来た、白の八重桜が春を彩るそうです。(スミマセン、モグラには語学力も植物の名前もさっぱり分かりませんが、この庭の素晴らしさだけはよく分かります。ハイ)
 ここ「ブルック コテージ」でも“お茶とビスケット(スコーン)”のサービスを付けて頂きました。Furukawaさんが予約を入れると「えっ!午前中から“お茶とビスケット”なの?」と怪訝そうなお返事だったとか・・・
 ところが、ここのお茶はとっても美味しかったのです。スコーンには、たっぷりのクリームとジャムが載った“クリーム・ティ”を用意して頂きました。(バラや植物の名前は分かりませんが、美味しいモノだけはよく分かるのです。ハイ)

 近くにソー川が流れており、その豊かな水が庭を潤しています。あちこちに水生植物が植えられており、植物が水面に生えて、ホッとさせてくれました。

Brook Cottage Garden
Brook Cottage Well Lane Alkerton
Nr Banbury Oxfordshire
OX15 6NL, England
Tel: 01295 670303,Fax: 01295 730362

Public opening times:
Visitor Information参照
Admission prices: Gardens
Adults £5.00, Children Free OAPs £4.00

訪問日:2008/06/26(the) 天気:曇り時々晴れ
HP:http://www.brookcottagegarden.co.uk/

下手なモグラの写真では、ブルックコテッジの素晴らしさは伝えきれません
坂道を登っていくたびに「うわぁ〜〜、スゴイ!」の声が、あちこちから聞こえてきます。
大きな木で視界が遮られているから、その感動も大きいのでしょうか?・・兎に角、スゴイの一言・・・(モグラ)


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