日照りが続くとクワの歯が立たないくらいカチカチで、雨が降ればぬかるみ。・・・こんな畑で庭づくりをするには、まず土壌改良をしなければなりません。まさしく“ファイナルアンサーは土づくり”ですよね。 スコップで土を掘り起こし、腐葉土・バーク堆肥・ピートモス・燻炭などを混ぜ合わせます。 同時進行で、種まきもしなきゃ“キッチンガーデン”になりません。ところが大根の適期は10月10日まで・・・“時すでに遅し”です。葉好園で種を探し“時無し大根”と“ほうれん草”の種を種を蒔いたのは、11月1日のことでした。 |
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2001年がまもなく暮れようとする12月、突如として強力な助っ人が現れました。 彼は“寅市”のショールームから抜け出してきたような“鳶装束”に身を包み、30枚もコハゼが付いている“鳶足袋”を履いています。 “見るからに期待がもてそう”。 早い、はやい。・・・頼りにならないモグラを尻目に、スコップを持って通路を整地するや、次はレンガで土留めを施工しました。 |
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レンガの幅に溝を掘り、空練りのモルタルを4〜5cm敷き詰め、手際よく斜めにレンガを積み並べていきます。見る見るうちに、図面通りのレイアウトが出来上がりました。 (ネットって便利ですよね。私も一緒に作業しましたが、あんなにしんどい作業が、こんな短期間でできあがるなんて?何か不思議ですよねぇ〜〜。) 縁取りに“ツゲ”を植えたかったのですが、ひとまず、セールで調達したパンジーを植えました。 これも、なかなかいいでしょう。→ |
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「キッチンガーデンを作ろう!」と思い立ったのは、スギナなどの手強い雑草に手を焼いてのことです。昨年、“サウスエーカー・オールドレクトリー”を訪れたとき、工事中のお庭を見学し“防草シート”を使っているのを発見しました。その効果は浜松のKさんからもお聞きし、数種類が市販されていることを知りました。 通路には、厚めの“防草シート”を敷き、砂を敷いて、模様を考えながらレンガを敷き詰めます。・・このころから、友人がお手伝いをしてくれ、短期間のうちに通路ができあがっていきます。 ← 生け花用、菜の花が、綺麗に咲きました。 |
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ジャガイモは3月の彼岸までに植え付けなければなりません。ハードがまだ出来ていないけど、やむを得ません。中央の“円形花壇”に種芋を植え付け、あとからレンガを積むことにしました。 我が家の強力な助っ人は、直線のレンガ積みは手慣れたモノですが、円形になるとお手上げです。この円形が、とにかくやっかいなのです。水はけの悪い中央花壇を、特に高くしたかったのですが。・・・後でこれが悲劇を呼ぼうとは、この時、誰が想像したでしょうか? 3月に入り、多少、手すきになったモグラの応援でレベル(水平)を取り、道糸を張って、“やっとこさ”作業が始まりました。 |
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長い道のりもようやく最終段階、順調に1段、2段と作業は進んだか?に見えました。「これなら、5月のオープンガーデンに間に合うかも知れない?」と思ったトタン。 「痛い!」と、モグラが呻いたのです。見ると、足が一回りも、二回りも大きくなっているではありませんか?「まぁ、大きくなって・・」と冗談を言っている場合ではありません。痛みに耐えかねたモグラは、近所の病院へ。・・・ 時、すでに4月、強力な助っ人は仕事に出かけてしまいました。 絶体絶命のピンチをどう乗り切るのか?・・・ ← ネギ坊主が大きくふくらんで、蝶が楽しそうに遊びに来ています。 |