NAKATSUKAさんの、お先にイギリス!!

 

 「一足先に行ってきました。4月22日ごろのロンドンは、ちょうどこどもの日と同じくらい暑くて死にそうでしたが、5月初めはセーターの上にコートを羽織ってちょうどいいくらいでした。」・・・と、2002年4月下旬から5月上旬までイギリスに行かれた「Shoko Nakatsukaさん」からメールをいただきました。


 車で周りましたので、各地で住宅地に入り込んで一般住宅のお庭をウオッチング。
 お城や貴族の館の庭と違って、個人レベルでは、イングリッシュガーデンは宿根草・球根、芝、常緑樹、花木が主でパンジーがほとんど植えられていないのには驚きました。一年草を植え替えるより芝刈りとコニファー類の剪定に手がかかるのかも・・・。
 
 それと見せたい前庭はオープンですが、見せたくないバックヤードは絶対に見えないように背丈よりも高い木の柵でしっかり隠されていうんですね。

 そうそう、B&Bですが、すごく良かったです。(1)600年以上たった貴族の家、(2)普通の家、(3)500年以上たったファームハウスを手を入れて住んでいる家、(4)ヴィクトリア駅近くのフラットで営んでいるB&Bと4タイプに泊まってみました。ホテルと違ってオーナーと親しく話ができるのがいいですね。
 朝顔の種も喜んでもらえました。

 今回は小さい村巡りもドライブの目的のひとつでした。
「中世の面影を保存している町コンテスト」で何度も英国1位になったカースル・クームは、谷あいの小さい村で、中世にタイムスリップした気がしました。
6月にツアーで行かれるスードリー・キャッスル&ガーデンズがあるウィンチクームもとても静かな村でした。どの村も普通に人々が生活しているのだから驚きです。車さえ止まっていなければ中世と勘違いしそうです。
 お花は八重桜・ライラック・藤が満開で、バラが開き始めているところもありました。
ケント・サセックスでは水仙は終わっていましたが、グラスミアのダブコテージは黄色のラッパ水仙が見ごろでした。

 チェルシーの植物園では原種のようなチューリップが気に入りました。
←写真をご覧ください。
 街角でオープンガーデンのポスターを見かけましたので写しました。
(きれいなお店ではないのですが)岡山でも、こうなるといいですね。

 ロンドンのナショナルギャラリーでモネの「睡蓮」を見ました。
 モネは17枚の睡蓮の絵を描いていますが、このナショナルギャラリーには彼が自ら作った日本風の橋が架かっている池の絵があります。
入場料無料ですので、パリに行かれる前にお時間があれば行ってみてください。
←ベアトリックス・ポターの家の庭(4月26日)
 ポターのヒルトップの庭はとても可愛くて、満開の八重桜が見事でした。
 コッツウォルズのボートン・オン・ザ・ウオーターの蜂蜜色の石壁のおうちの庭(4月27日)です。  →

 ボートン・オン・ザ・ウオーターのおうちも、忘れな草のブルーと赤いチューリップのコントラストがとてもバランスが良くて素敵なお庭でした。
←キングサリが、咲いていました。残念ながらバーンズリーハウスではないのですが、写真を添付します。
 これはロンドン市内のヴィクトリア・ストリート近くの住宅街で見つけました。街路樹として植えられていて頭上に覆いかぶさるように満開でした。下から見上げて撮影したので、空が見えるでしょ。 
 ただ、花穂が短いのであれっと思いましたが、葉の形は間違いなく、調べてみると、キングサリは花穂が長いのと短いのがあるそうです。
有毒植物だそうですから、街路樹には短いほうがいいのかもしれません。(5月1日)


NAKATSUKAさん、すてきなレポートをありがとう。
ロンドンの“ナショナルギャラリー”時間があれば行きたいですね。・・・
6月からの“英仏ガーデン巡り”、ますます楽しみです。・・・ (モグラ)

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