NAKATSUKAさんの、車でイギリス!!

 

 「Shoko Nakatsukaさん」から、レポート第2弾をいただきました。

今回は、パックツアーやオプショナルでは行かれない所をピックアップして頂きました。2度目、3度目の英国訪問は、思い切ってレンタカーを借りて見ませんか?キット、新しい発見がありますよ。・・・
日が長い夏でも、ショップや観光施設は5時ごろには閉まってしまいます。
4時半にはスーパーもショップ(パブ以外)も閉まり、6時にはゴーストタウンみたいになる町があって、気味が悪かったです。皆な早く家に帰って何をするんだろう・・・

やはり「英国人にとって家は城である」なんですね。
といって、9時過ぎても外が明るいのに、パブにばかりこもっているわけにはいきません、旅行者は。

でも車があれば、あちこち走り回ってきれいな景色を眺めることができます。
夜7時、8時・・・まだまだ明るいよ!じっとしてられないわ!

国外の免許証とクレジットカードを用意できたら:
 
1 借りる 大手のレンタカー会社(ハーツなど)に日本で予約しておくと楽。
         割引があったり、マイルがたまる特典がある。
         ヒースローで借りて、返却もヒースローにしておくと重い荷物を運ぶ苦労から開放される。          
         ロンドン市内の観光には車はないほうがいいです。
         
Sloane St. こんな通りでは、ちょっと止まるというわけにいかない。
黄色いラインは止められない。
 
2 走る   日本と同じ右ハンドル左側通行で、高速道路は無料。これはうれしい(*^。^*)
         高速道路は120〜200キロくらいのスピードで走ります。   
 
         ただ、ラウンドアバウトという独特の交差点だけは気をつけて!
         信号機がありません。交差点では右から来た車が優先。
         観光バスで通った経験があっても、実際に運転すると戸惑ってしまう。
         
         実際、右から車が来ているのに止まらずに出てしまって、
         ぶつかりそうになった経験あり。
 
         ロードマップは必需品。ちょっと高いけど奮発しましょう。
         絶対に行きたいところは、インターネットで詳細な地図を
         見ておく(買っておく)のが賢明です。
 
                   道路にはM(高速道路)、A(幹線道路)、B(その他全て)と記号がついている。
         B道路は生活道のようなもので、カントリーサイドのドライブを満喫できるのは
        この道路。ただし、このような狭い道でも80〜90キロくらいのスピードで走るので要注意。
 
コッツウォルズのWinchcombe 付近。B道路。かわいいB&Bがあった)

3 泊まる 市中のホテルよりもTravelodge とか Travel Inn といった
         主要道路沿いの宿泊施設か、少し奥まったところにある
         B&Bがおすすめ。
 
  Hotel・・・・・・・・・・・・駐車料金10〜15ポンドを取られるのは痛い。
 
  Travelodge,Travel Inn・・・ホテルと違い、1部屋あたり40ポンドくらいから泊まれる。
                 2人でも3人でも料金は同じ。TV,シャワー付き。
                 駐車料金も無料。
                 電話やネットで予約できる。建物も部屋もとてもきれい。
                 サービスエリアやファミリーレストランと同じ場所にあることが多い。
                 朝食はついていないが、そばのレストランで食べることができる。
                 チェックインのときに支払いをしてカギを受け取り、チェックアウトのときはカギ
                 を返却するだけ。
 
写真はTravel Inn

   B&B・・・・・・・・・・・・・・・・マナーハウスやカントリーハウス、ファームハウスは、車でないと行けない
               ような所にあるほうが魅力的。星の数ほどのB&Bがあるので、行き当たりばっ
               たりでも大丈夫。日本でインターネットで予約したり、町の観光案内所で探して
               もらうこともできる。2泊以上というところが多い。
                建物は500年経ったものもめずらしくないが、中はとてもきれいで優雅。
 
               ダイヤ印で設備の程度を表示しています。シャワートイレが専用か共同か、など
               でランクがつけられている。駅から遠いほど部屋が広いし料金も安い。
               ひとり1泊朝食つき25ポンドくらいから。朝食はほとんどがイングリッシュブレッ
               クファストだが、コンチネンタルのところもある。
   
               サセックスのB&Bでこんなことがありました。ゲストは私たちだけでしたが、
               「今夜は遅くなるので、あなたたちはこのカギで入ってね」とオーナー夫人から
               玄関のカギを渡され、夜9時ごろB&Bに帰るとネコ以外だれもいなかったので
               す。ほんとに我家のようにカギで開けて入りました。

4 楽しむ  ツアーはないし、鉄道やバスは便利が悪いし・・・というようなところへ積極的に出
           かけましょう。日本ほどサービスエリアやレストランがないのでトイレ休憩は早めに。

 
★たとえば「英国の庭」と言われるイングランド南部へ:
 
  Land's Endランズエンド・・・「地の果て」とはよく言ったものだと感心するような英国本土最西端の岬。
                  
近くに女性が一人で石を運んで積み上げて作ったミナック・シアターがある。

  Seven Sistersセブンシスターズ・・・BrightonとEastbourneの間の白亜の絶壁。ここはほんとに車がない
              と行かれない。そのせいか日本のガイドブックにもあまり紹介されない。
                                夜が長い夏、ここで原っぱに寝そべって絶壁をのぞき夕日を眺めるのはいかが?
  
  Dover Castleドーバー城・・・屋上の望遠鏡からフランスが見えます。フランスへ行きたくなったら、その
                 まま車でユーロトンネルを通って大陸へ。クリスマス前には、フランスへチーズ
                 やワインを買出しに行くイギリス人が多いとか。
 
  Alfristonアルフリストン・・・Seven Sistersから約30分。15〜19世紀に建てられた建物がとても魅力的
                な村を作っている。川をはさんで両側に、中世から変わらない牧歌的で優雅な
                家々が点在。村内にはおしゃれなアンティークショップやガーデンがあり、車で
                農道のような道を周って楽しむ。観光地化されていない。
                Clergy House はナショナルトラストが管理している。

 
 ★あこがれの湖水地方も遠くないです
 
  Windermereウィンダミア・・ロンドンからKendalケンダルまで264マイル422キロ、さらにウインダミア湖
                  まで1マイル。ノンストップで約4時間です。
 
                  車ならダーウェント湖やグラスミア湖へもちょっと走るだけ。
                   レヴァンスホールやホーカーホールといった有名なガーデンもたくさんあり
                  ます。標識に従って簡単に行けます。寄り道してみましょう。
 
ビートルズが好きならマジカル・ミステリーツアーも自分でできます
 
  Liverpoolリヴァプール・・・ビートルズの足跡をたどるバスツアーは大人気。週末は予約が取れない
                 ほどとか。でもペニーレーンやストロベリーフィールズへ も車なら行けます。
  
スコットランドへも車で行けます。
 
  Loch Nessネス湖・・・・・・・車でスコットランドへも行けます。ロンドンからエジンバラまで373マイル600
                キロ。さらにインヴァネスまで157マイル250キロ。思ったより早く着きます。
 
                  
Loch Ness(ネス湖)

洋食器が好きなら重たい買い物も持ち歩かなくていいです。
 
  Stoke-on-trentストークオントレント・・・古くから陶磁器の町として栄えたこの町には、ウェッジウッド
                  やスポード、ロイヤルドルトンほか多くの老舗ポッタリーが集中している。
                  それぞれ工場見学ツアーやショップがあるので、車で周ってみては?
                  ウェッジウッドはカレッジも含めて広大な敷地を所有しており、とても美しい
                  ところにあります。アウトレットならびっくりするような値段です。\(◎o◎)/
 
住宅ウォッチングは楽しい
         イギリスの家はほんとにおしゃれでかわいい。イングリッシュガーデンを目指すなら、
          マイホームもイギリスの雰囲気を取り入れたくなるはず。ちょっと失礼して住宅街に
          進入して観察させてもらいましょう。
           絵に描いたようなラブリーなおうちがいっぱい。  
                
Morton-in-  Marsh


NAKATSUKAさん、第2弾レポートをありがとう。
車で走れたら、すてきな出会いがあるかも。・・・ (モグラ)

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