イギリス・ガーデン巡り Vol.1
    『NGS会長 
ダフネ・フウルシャムさん邸
 Vale End(ヴェール・エンド)

 個人のお庭を開放し、収益を福祉活動などに寄贈している団体、NGS(ナショナル・ガーデン・スキーム:全英庭園機構)は、オープンガーデンやイエローブック発行で良く知られている組織です。
 そのNGS会長である「ダフネ・フウルシャムさん」のお庭が「ヴェール・エンド」で、フウルシャムさん直々にオープンガーデンの仕組みや庭の手入れのお話をお聞きしました。
 岡山から、とっておきのイエローブック岡山を持参し、ダフネ・フウルシャムさんにお渡ししてきました。

 ヴェール・エンドは、水車用貯水池を見下ろす傾斜地にあります。
 庭の広さは1エーカー(約1226坪)。レンガの壁に囲まれた美しい庭園が広がります。 



 入口には、「オープンガーデン」開催日を知らせる案内板が架かっています。
       ↓
 ダフネ・フウルシャムさんの玄関前には、こぼれ種で咲いた「エリゲロン」が見事に咲いていました。(「私は植えてないのですよ。」と微笑んで)
 彼女はこれを「ボランティア」と称しています。

 自分の庭だけでなく、通りや町も美しく・・・・・
 風や動物によって運ばれた「こぼれ種」が、道ばたや壁に見事な花をつけ、道行く人を慰める。自ら、代償を求めないボランティアの語源です。

←石積みの塀に咲くエリゲロン
 “イエローブック岡山”は、イギリスのNGSに倣い、その伝統を受け継ぐべく発刊したものです。
 そのご本家「ダフネ・フウルシャムさん」にイエローブック岡山をお渡ししました。

 「Oh! great」、「Very beautiful!」と、お褒めの言葉を頂きましたよ。そして、「チャリティしていますか?」と聞かれましたが、これからの課題でしょうか?
 日向から涼しい日陰にいたる長いボーダーには、バラ、一年草および宿根草が植えられています。
 お庭で頂いた、お茶と手作りケーキはとても美味しかったヨ!!\(^_^)/
 お家の左手、一番高い場所には、イチイの生け垣に囲まれた小さな中庭があり、果樹・野菜などのキッチンガーデン、ハーブガーデンが作られています。
 キッチンガーデンの右奧に、レンガとコッツウォルドのハニーストーン製ベンチが、さりげなく置かれています。
 ツゲのトピアリーで作った背もたれがとてもおしゃれ。・・・

Vale End,Albury(Mr & Mrs John Foulsham)
4m SE of Guildford, from Albury take A248 W for 1/4mile.
訪問日:2001.7.1(sun) 天気:晴れ、気温:22℃

 
「モグラのイギリス・ガーデンめぐり」が始まりました・・・
まずは、敬意を表してNGS会長 ダフネさんのヴェール・エンド
次回は??何処に行こうかな???    (モグラ)



@ヴェール・エンド Aバーンズレイ・ハウス Bモティスフォント・アビー Cヘルミンガムホール
Dスードレイ・カースル・ガーデン  Eアルビー・クラフツ・ガーデン Fブラデナム・ホール
Gエルシングホール  Hオークツリー・ハウス  Iサウスエーカー・オールド・レクトリー 
Jピーター・ビールズ・ローズ  Kソーンクラフト・クレマチス・ナースリー Lウィズリー・ガーデン
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