イギリス・ガーデン巡り　Ｖｏｌ．１２「ナースリー特集　その２」

	梶みゆきさん、お勧めのクレマチス・ナースリー。 　ソーンクラフト・クレマチス・ナースリーは、1989年からこの地で営業しており、300本以上のクレマチスにわきかえる農園です。 　じょうろの口から噴水がでる池には、スイレンが咲いていました。
クレマチスの花色には、紫・青・白・赤系等の単色の物から、他の色の筋が混ざるものなど、たくさんあります。 　花形は、多くは一重ですが、八重のものや、開花時期や成育状況などにより八重が混ざる半八重のものも見うけられます。 　花弁（正確にはがく片）は、丸いものや刺のように突き出したもの、花弁の周囲が波うつものなど、ソーンクラフト・クレマチス・ナースリーは、とても種類が豊富です。
	クレマチスの仕立てかたには、フェンスや垣根に這わせる方法（手間があまりかからない）や、日本古来からの“あんどん仕立て”（朝顔で用いる鉢仕立ての方法で、あまり場所をとらない）、最近ではバーコラやコンテナ、ロックガーデン仕立てで、周囲とのマッチングを楽しむ向きも増えてきました。 　“あんどん仕立て”にした見事なクレマチスが、各地のガーデニングフェアに出展され、好評を博しています。 「日本のテッセンに学んだことが沢山ありますよ。」と、ルースさんが言われています。
当日は店休日にもかかわらず、奥様のルースさんと、ジョン・グーチさん（Ruth and Jon Gooch)が、親切に案内してくれました。 　ルースさんのご両親も同居しており、ジェフさん、ドロシー・ギルさん(Geoff and Dorothy; Gill)が、挿し木の実演をしてくれました。　クレマチスは、挿し木で意外と簡単に殖やすことのできる植物です。 　息子のピーター(Peter)さんもお手伝いされるなど、家族でプラントを大切に育てています。 　昨年、今年と２年連続「ＲＨＳゴールド・メダル」に輝いた素敵なナースリーでした。
“バラとクレマチス”、ほんとうに相性のいい組み合わせですよね。 バラはすべて、近くにあるピーター・ビールズ・ローズの作品です。 (写真：2001年のカタログ表紙から)

Thorncroft Clematis Nursery
OPENING TIMES from 1st March to31s October
6days a week, 10:00am to 4:30pm
The Lings,Reymerston,Norwich,Norfolk,NR9 4QG
Tel: 01953 850407, Fax:01953 851788
URLhttp://www.thorncroft.co.uk/

“おまけ”にするには惜しいほどの素敵なナーセリー。・・・
これにて今年の庭めぐりツアーを無事終了しました。・・・　(モグラ)

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�Gエルシングホール　　�Hオークツリー・ハウス　　�Iサウスエーカー・オールド・レクトリー
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