イギリス・ガーデン巡り Vol.13「RHSJ特集」

        『ウィズリー・ガーデン』 Wisley Garden

 エリザベス女王を総裁とし200年の歴史を誇る団体、英国王立園芸協会(The Royal Horticultural Society 略称:RHS)。
園芸の普及と発展を目指し1804年に設立、世界の園芸界をリードしてきました。会員数は約20万人。会員になると「Garden」という会報誌が毎月送られ、チェルシーフラワーショーも優先的に入場できたり、種を入手することも可能。
 1987年、世界で唯一の支部が日本に発足(略称:RHSJ)、毎月送られる日本語版会報誌が楽しみです。

 そのRHSが運営する「ウィズリー・ガーデン」は、ロンドンから40分ほどのサリー州にあります。な・な・な・・・なんと!!2002年6月20日、ここの園長「ジム・ガーデナーさん」が、来日されるのです。しかも、イエローブック岡山の皆さんに会いにね(@_@)

 講演に先駆け、みなさまには「ウィズリー・ガーデン」の魅力をたっぷり堪能していただきましょう。\(^_^)/

記念講演の案内と、申し込み方法はこちら

250エーカー(97万平方メートル)の敷地には、本来の自然の景観を随所に残しながら、形態が違うさまざまな庭が配置されています。
 
 ここに来れば、庭のすべてがわかるほど。

←研究所とオフィスが同居する「ラボラトリー」は、プロの園芸家を育てる学校を併設しています。日本からも、毎年ガーデナーが研修に訪れる建物の前には、色とりどりの睡蓮が咲くカナルが広がります。
 19世紀後半、ヴィクトリア朝時代に流行した、カーペット・ペディング。

 セダムやエケベリアなど、多肉植物や矮性植物の葉色で、美しい模様を描いています。

 密植しているため3000株が必要で、毎年新しいデザインで入園者を楽しませてくれます。
 128mも続く、鮮やかなミックスボーダー。ウィズリー・ガーデンの名物の一つです。

 7〜8月がもっとも美しく、緩やかな丘の両側にカラフルな花の帯が続きます。

 ご存じ深山公園の英国庭園。
ウィズリーのガーデナー“ピーターさん”と、おかひでさんが丹誠込めて造った庭ですよ。
 植物の豊富さではトップといわれる「ガーデンセンター」が入り口にあります。

 ここで販売される苗や、珍しい種はこの畑で栽培されるのです。

 会員は、年に1度自分が選んだ種を無料で入手するのが、とても楽しみ。・・・
 1903年、トーマス・ハンバリー卿がRHSにこの敷地を寄付しました。そして最初に出来たのが池の南側に広がる「ロック・ガーデン」。

← また、一般家庭の庭を想定して造られた「モデル・ガーデン」は、参考になるアイディアがいっぱい。
 果樹園では生育試験とともに、いろいろな仕立て方を見せてくれます。

 これは洋なしで生け垣を作る仕立て方ですが、落葉後に行くとその枝振りがよくわかります。よぉ〜く、目をこらしてみてください。

 リンゴ670品種、洋なし90品種のほか、ベリー類もたくさん植えられていました。

RHS GARDEN WISLEY

Woking, Surrey GU23 6QB

Tel: (01483) 224234; Fax: (01483) 211750

URLhttp://www.rhs.org.uk/gardens/wisley/index.asp


“ジム・ガーデナーさん”の講演は、
スライドを中心に、2時間の楽しいお話。
お早めにお申し込みください。・・・・・・ (モグラ)

@ヴェール・エンド  Aバーンズレイ・ハウス  Bモティスフォント・アビー Cヘルミンガムホール
 Dスードレイ・カースル・ガーデン  Eアルビー・クラフツ・ガーデン Fブラデナム・ホール
Gエルシングホール  Hオークツリー・ハウス  Iサウスエーカー・オールド・レクトリー
Jピーター・ビールズ・ローズ  Kソーンクラフト・クレマチス・ナースリー  Lウィズリー・ガーデン
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