イギリス名園とプライベート・ガーデン巡り(9日間の旅)  Vol.1

    
サンドリンガム城の庭』
 (Sandringham Houth & Garden) 


1日目 (2006年6月24日(土) 梅雨の晴れ間に出発
 イエローブック岡山の「英国名園&プライベートガーデン巡り」の出発は岡山空港から。
 早朝8時に集合した20名のガーデンラヴァー達は、9時45分発 大韓航空のKE762便にて、ソウル(仁川)空港へ。あっという間の1時間15分、定刻より25分も早い到着でした。

 数年前に新しくできたピカピカで広い空港で、沢山のブランド店や免税店が並んでいました。1ウォン=0.11円くらいでしたが、日本円も使えて便利です。

 乗り継ぎ便のKE907便も定刻に出発、機内食は名物のビビンバで、とても美味しかったです。
2回目の機内食は「ピリ辛チキン」と「魚」からチョイスします。これで3回目の機内食に、身も心も満足して一休み・・・あっという間にロンドン・ヒースロー空港に着きました。これまた定刻より20分も早く着いたそうです。ところがなんと、機内から出たところでパスポートチェックがあり「とっても珍しいね。」と話していたら、この頃から、テロの警戒が始まっていたのですね。

 添乗員さんが交渉してくれ、入国審査はグループなのでスーイ、スイ。ところがターンテーブルのトラブルで荷物が出てこずしばし待ちぼうけ!!それでも予定時間より早く着いたようで、ガイドのFurukawaさんもびっくりしてました。(--;)

 ロビー内の「マークス&スペンサー」で、サンドウィッチや水を購入、これでピローチップの両替もすませ、安心して出発。バスの運転手「リーさん」が、これから1週間、ロンドンまで運転してくれます。
 今日の宿泊地「ケンブリッジ」まで、のどかな風景を楽しみながら、19時40分頃には市内中心地にある「クラウン・プラザ・ホテル」にチェックイン。5つ★らしいのですが、トラブルがあった方もおられたようです。長い一日、お疲れ様でした。

 (注)このコラムは添乗員Oさんの了承を得て、ツアー日誌をもとに再編集しています。

 
↓ 「サンドリンガム城のMap」(クリックすると大きくなります)

2日目 (2006年6月25日(日) 晴れ 22℃くらいで、爽やか。

 早朝の冷んやりした空気の中、静まりかえった日曜日のケンブリッジの街を散歩する集団が・・・おっ!、なんと!!イエローブック岡山のご一行さんではありませんか??
←「さぁ、母さんについておいで。」YB岡山ご一行さん、朝早くからから気合いが入っておりますなぁ。

 散策後の、イングリッシュ・ブレック・ファーストは、さぞかし美味しかったことでしょう。
 午前9時にホテルを出発し、北へ60km。
ウォッシュ湾に近い、キングル・リン(King's Lynn)方面へバスを走らせ、やや右手方面にあるサンドリンガム・ハウスへ向かいました。

 1870年、後のエドワード7世と、アレクサンドラ王妃によって建てられて以来“イングランドで、もっとも居心地の良い館(やかた)”となっています。
 ビジターセンターからハウスまでは、トラクターでお出迎え!YBの皆さんは、元気に歩いて行きました。→
 広々とした芝生の中を歩き宮殿に到着。
 ここはエリザベス女王(Her Majesty, The Queen Elizabeth U)お気に入りの静養地です。チャールズ皇太子ご一家もしばしば訪れるようで、ダイアナ妃や、幼いアンドリュー、エドワード両王子が招待された宮殿です。
 クリスマスの頃にはエリザベス女王はじめ、多くの王室関係者がここサンドリンガムで過ごされます。毎年クリスマスには、サンドリンガムの一室からエリザベス女王がテレビを通じて国民にメッセージを贈ることが恒例となっています。
 エドワード7世が皇太子だった頃に建設され、以後4代に渡って王室が所有してきました。どうやらインドがお好きだったようで、エキゾチックな建物です。他にも東洋を思わせる風景が各所にあり、右の写真「8.フォーマルガーデン」の後方には「7.仏陀像」が祀られています。

 館の2階にはバルコニーがあり、洗面室や寝室があります。エリザベス女王の夫君、フィリップ殿下もここがお気に入りらしく、ヒゲを剃っているお姿がこの庭から見られるそうです。
 王室が滞在されていないときは、館内の施設も一般公開されています。庭園はもちろんのこと館の一部をみることができます。

 「10.ハウス」には、世界各地から贈られた宝物が飾られ、居間や食堂を見ることも出来ます。食堂のテーブルにメニューが置かれていましたが、意外と簡素な内容でした。

 「11.ミュージアム」には、王室の車、火事を消火したときの写真や消防自動車、珍しいセラミックス、など、重要な収集物が展示されています。
 ミュージアムを出たところにティルームがあり、お昼は軽くサンドウィッチとお茶を頂きました。さすが王室のティルーム・・食事もジュースもピカイチのお味でした、」。
 食事をしていると「ロビン」がお相伴に飛んできました。この後は秘密の花園へ案内してくれるのでしょうか?

 お庭の広さは、約60エーカー(1エーカーは約1200坪の広さですから72,000坪です)で、フォーマルガーデンとウッドランド(林)、湖からなる、ランドスケープガーデンでもあります。


Sandringham House & Garden
Sandringham Norfolk
PE35 6EN ENGLAND
Tel:01553 772 675,Fax:01485 541 571

Public opening times:
Visitor Information参照
Admission prices:House, Museum & Gardens
Adults £8.00, Children £.5.00

訪問日:2006/06/25(sun) 天気:晴れ時々曇り
HP:http://www.sandringham-estate.co.uk/

2004年の「英国縦断庭めぐりツアー」をレポートして、早2年。大変、ご無沙汰しました。
今回の幕開け「サンドリンガム城」は、ランドスケープガーデンが特に素晴らしく期待以上のお庭でした。
「ロビン(鳥)」がお出迎えしてくれるわ、お尻フリフリ鴨の行列も。・・続編を乞うご期待・・・(モグラ)


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