YUNO特派員の新連載、『突撃！隣のガーデニング』

　　　　Vol．１　北村庭

岡山市南部にある北村庭を訪れたのはある日曜日の午前中でした。
車の音を聞きつけて奥様がすぐに門の外に出てこられ笑顔でお出迎えをしてくださいました。
促されるままに立派な門をくぐると我が家の狭い庭の２０倍以上はあろうかという広さに唖然！
まず古くからの枯れ山水のお庭にロックガーデンを融合させた和洋折衷の中庭が広がります。
そこへご主人様が現在改造中の東側のお庭から出て来られ、まず、そこに案内されました。
そこはプロも真っ青になるほどにきっちりと美しい形状でレンガが敷き詰められ、
人工の小さな池を作る(予定の)スペースもあり、ティファニー美術館の英国庭園や、
イエローブックの登録者のオープンガーデンで誘発されて改造を思いつかれたのだそうです。
中庭を通りすぎて最も重要なメインの西側のお庭に案内される道すがら、
目に入ってくるのは山の倒木や竹、川原で拾ってきた流木、廃材などを利用して作ったトレリスや木製のドア、
竹製のオベリスク、花台などです。
どれをとっても手作りの温もりとセンスの良さがにじみ出た器用なご主人の力作です。
小さな木製のドアを開くと西側のお庭です。
イエローブック(HP上でも掲載されています)に掲載されている居心地のよいテラスとアケビのガゼポがあります。
驚く事にこのすべてをご主人が建てられたそうです。
アケビはこんもりと生い茂り木漏れ日のガゼポの椅子は極上のくつろぎの空間を作り出しています。
さらにそこから南北にレンガのプロムナードが続きます。そこここにご主人の流木などを
利用した様々な形のトレリス、奥さんの丹精こめたハーブや季節の花々が咲き乱れています。

屋根付きのテラスには小さなキッチンが併設されており、冷蔵庫やテレビ，扇風機まであり
まさにアウトドアリビングそのもの。朝起きたらまず庭に出て花の世話をして、読書をしたり、
お茶を飲んだり、広いおうちがありながらご夫婦は１日のほとんどをここで過ごされるそうです。
そんなわけで『家の中はどうしても散らかってしまうんですよ』と奥さん。
『でも主人もそれをよく解かってくれているので全然文句は言いません』とのこと…

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よかった！家の中が散らかっているのはモモンガの家だけじゃなかった！
休日のほとんどを庭でウロウロして近所の人から変な目で見られ、夜な夜な懐中電灯をもって
ナメクジ退治をして家人から見放されているモモンガはホッとしました。

まじめなご主人とやさしい笑顔の奥様と心地よいテラスの下でひとしきり庭作りについて
熱い会話が弾み時間が経つのも忘れて座り込み、この幸せなひとときに酔いしれました。
初対面だというのにイエローブックに登録しているというだけで、ガーデン作りが好きと
いうだけでこんなにも歓迎してくださり、お二人の熱い熱い庭への思いに心打たれ、
感謝と感動のひとときでした。

『皆さんに見て頂ければ花たちも喜びます』とオーナーさんの嬉しいお言葉を頂きましたので
サア！皆さん、このステキな御夫婦の創意工夫に富んだお庭にレッツゴー！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　モモンガ＠岡山　でした

英国ケント州で生まれた 　　　　ケントベル　バイオレット	山で見つけた野生のハニーサックルを 　　　　　手製のトレリスにからませて

モモンガさん、・・・“知らない人は知らない”と言わせる伝説の人。・・・
オープンガーデンがあると聞けば、朝早くからデジカメ片手に門前で待ちかまえ、
ホームページをチェックしては、デジタル・デバイド解消に奔走する。・・・
“イエローブック岡山”に掲載されている１６２軒　完全踏破目指して、突撃レポートが、今、始まります。
こんどは、あなたの庭がターゲットに！！！・・・（モグラ）