花フレンズが贈る、ひとさじの愉しみ

イヴリン奮闘記
第3話 「コッツウォルズ風石積みを、地球にやさしくやってみる」



 前書き:去年のイギリス熱がまだ冷めないイブリン、


初夢はコッツウォルズのライムストーンだったのか?
偶然手に入れた石を庭で積み上げて花壇の縁取りに。

あ、いいんじゃない!と思いきや、
自分でつまづいて崩してしまった。
「やっぱ、セメントで固めないとだめだわ」とぼやく。

しかし、セメントで固めてしまうと、壊せないよ。
模様替えできない。捨てるときどうする?

そこで偶然持っていたエコガーデンの本を開いて
「まじめに」研究。あった!これだ!土に戻せるセメント!
リサイクル可能でエコロジーな庭にしようよ。

さあて、材料は何?ん?何それ?どこにあるの?
(小学校の理科で既に落ちこぼれていた二人には意味不明な言葉多し。)

写真1:主な材料は、まさ土と消石灰。
 
他に、塩、セルロース、水。

 セメントを入れると強度が増すらしいが、今回は入れなかった。

 個人のスモールガーデンは頑丈過ぎないほうがいい。
写真2:ミニバラ庭にて実験中。
 すばらしい容器だこと!

(解説)
 ただいま、消石灰(水酸化カルシウム)が、空気中の炭酸ガスと反応している最中です。

 反応したら炭酸カルシウムができて、これが、 残っている水酸化カルシウムやまさ土の間を埋めて、全体が固まると云うことらしい。
写真3:さて、所変わってイブリン庭。

 料理ハカリできっちり測った。実験だもんね。

 出てきた道具、いかにも主婦らしい。
写真4:こねこね混ぜ混ぜ・・・

 パン生地をこねるのと同じ??

 そう、イブリンは天然酵母パンが得意です。

 いい色してる。セメントの灰色じゃなくて、まさにコッツウォルズの蜂蜜色!
写真5:イブリン庭での石積み。

 イブリン監督の下、ミニバラは職人兼カメラマン兼 レポーター兼・・・兼・・・で、千手観音さまになりたかった。

 悪天候により、今回はここまで。

 翌日は、エコモルタルの天敵、雨になりました。

 あとがき:コッツウォルズストーンではないけれど、

 
蜂蜜色のセメントなので、こだわりのハニーカラーに
なりました。ふぞろいでデコボコした感じがお気に入りです。

完全に固まるまで、1カ月かかります。
ゆっくりスローでいいんです。

壊したいときには壊れて、産業廃棄物にならないそうです。
ちょっと固めたいというときは、この方法はおすすめです。

参考にしたのは、「川口豊のエコガーデン」(NHK)です。

今回は、ミニバラがよく知っているワトソン君に
材料の調達と研究・解説を依頼しました。
さらに施工現場では釣村氏に協力してもらいました。
感謝してます。<m(__)m>ありがたやありがたや・・
経過観察を続けて報告したいと思います。



「粘土こねこね」 ♪〜「ぬかみそこねこね」 ♪〜イヴリンさんとミニバラさん、楽しそうなこと・・・
「これで食べて美味しい“白玉団子”ができれば?」と思うのはモグラ一人ではなかった。
ありがとう。早めに後日談を教えてね。・・・それで、雨でどうなった???(モグラ)